口の中に歯があること・・・
その”当たり前”のものを失った時、失くすものは”歯”だけではありません。
「お口の中に歯がある」という状態は、人間にとって自然な状態です。それを失ってしまうということは不自然な状態と言えます。それらがたとえ義歯であったとしても、歯が有り、噛んで食べられるということは、人の健康にとってとても大切なことです。
当然、自然の歯が残っていることが最も望ましいことですが、下記の調査に寄れば、入れ歯を使用することで、全く歯の無い状態で過ごすよりも、健康のリスクを回避できる可能性が高いと言えるでしょう。
歯の無い人が認知症になる可能性は1.9倍!
厚生労働省の調査によると、自分の歯がなく、入れ歯も使用していない人が介護が必要な認知症になる可能性は、20本以上、自分の歯が残っている人と比較して、1.9倍も高くなると報告されています。
入れ歯が合わない、噛めないでお困りの方
院内技工だからこそできる
”ピッタリ安定入れ歯”をお試しください。
虫歯や歯周病で残念ながら歯を失ってしまった場合、治療方法は何通りかありますが、失う歯が多くなるほど適応可能な治療方法は限られてしまいます。
特に保険の効く範囲では、失う歯が多くなると、入れ歯での治療に限られてきます。
入れ歯は、残っている歯に留め金をかけ、失った歯の部分をプラスチックの人工の歯で埋めて使うものです。保険の範囲で治療ができ、作製までの期間も比較的短く、また、手入れも比較的簡単です。
当院の入れ歯は併設された院内技工所で作製しています。
これにより、細かな部分まで正確に伝えられるため、患者様の症状にピッタリのより安定した入れ歯を作製することが可能です。
また、マイクロスコープを使用し、精密な補綴物を作製する事を心がけて長期的な維持安定を目標として日々努力しています。
近年ではより安定させるためにインプラントを使用して、入れ歯を支える治療方法もありますので、ご興味をお持ちの方はご相談ください。
ピッタリ安定入れ歯が出来るまでの流れ
【ステップ1】 カウンセリングで現状をヒアリング
当医院では診療する前のカウンセリング、診断をとても大切に考えています。例えば家を建築される際や、リフォームされる場合、入念な打ち合わせをされるかと思います。当医院では、口腔内の状態やお悩み、ご要望などを入念にお聞きして、適正な設計・治療計画・通院される期間・製作にかかる費用などをご説明させていただき、本当にご納得いただくことから治療がはじまります。それまでは費用をいただきません。
【ステップ2】 最新医療機器による徹底した検査
- 歯周病による骨吸収の状態を三次元で高精度に分析する歯科用3DCTスキャン
- 顎の動きが正常か調べる顎機能検査
- 咬み合わせの状況を調べる咬合検査
- 口の開閉がスムーズかどうか顎の機能を調べる顎関節検査
医療行為の全ては診断に始まります。適切・安全な治療計画を立てるには、正確な事前情報が必要です。通常の2次元レントゲンだけでは奥行きがわからず、重なっている部分が多かったり、ゆがみも大きくなる為、当院では3DCTスキャンによる3次元データであらゆる角度から顎骨の厚みや神経の位置などを精密に診断を行います。
【ステップ3】 大まかなお口の型どり
お口の中を大まかに型どりします。必要に応じて前処置(虫歯や歯周病の治療、抜歯等)を行います。お口の状態により、先に治療用の入れ歯を作る場合もあります。
【ステップ4】 専用トレーによる精密な型どり
患者さま専用のトレーを用いてお口の精密な型どりを行います。口の中の形だけでなく、筋肉の動きまでを採っていきます。2回に分けて型どりを行う場合もあります。
●製作過程
診断用模型製作と精密型どり用のトレー製作型をもとに模型を作成し、口腔内の診査・診断・治療計画の立案に使います。
さらに精密な型をとるため、患者さまのお口に合わせた専用の型どり用トレーを作ります。
【ステップ5】 噛み合わせ計測 / 人工歯の選択
「咬合床」を使って、噛み合わせの高さを測ります。また、患者さまとお話ししながら、入れ歯に使う歯の色や大きさ、形を選びます。
【ステップ6】 入れ歯の試着(試適)
人工歯を並べた入れ歯を口に入れて確認していきます。噛み合せの位置、見た目はどうか、患者さまと一緒に確認していきます。その場で医師または技工士が修正を加えたり、大幅な修正が必要な場合は再度"試着"を行い、精密に仕上げてゆきます。
●製作過程
入れ歯の完成試適が完了した入れ歯を最終的な素材に置き換えて、精密な入れ歯が完成します。
★仮の入れ歯の"試着"は、症例や設計により何度か行い、患者さまに満足いただけるまで繰り返します。
前歯と奥歯で2回に分けたり、金属が入る場合には回数が増えることがあります。
【ステップ7】 完成した入れ歯のセット/ 調整
完成した入れ歯をお口に入れて調整します。精密な型をもとに製作した入れ歯でも、調整は必ず必要です。何度か調整してお口に合ったモノができあがります。 以後、完成した入れ歯が長持ちするように定期的な調整を行います。